優治くんSTUBUYAKU(つぶやく)


優治くんSTUBUYAKU(つぶやく)




蕎麦屋を開店する以前、主治医が僕の手打ち蕎麦での蕎麦会を毎月一回3年に渡り開いてくれました。最初は12~13人程でという事でしたが、時には20人を超えることも有り、いろんな蕎麦に挑戦したり大変勉強になった事を今でも大変感謝しております。




しかしこの蕎麦会の中で今でも反省していることが一つ有ります。




僕はお客様に美味しく食べて頂くため必ず一人前か二人前でしか茹で上げません。お出ししたら伸びない内に美味しく食べて頂きたいので、そうしてお出しして居りました。ある時僕がカウンターの内側で茹で上げるすぐ目の前の席に座ったお客様がおります。そのお客様はお出しした蕎麦には箸を付けず、お酒を飲みながら周りの人と話が弾んでおります。




蕎麦をお出しして10分程経ってから食べ始めましたので、僕は「美味しいでしょうか?」とわざと尋ねました。すると「美味しいです」と返事が返ってきます。




出されて直ぐに食べないのでイライラしていた僕は「10分も経ち伸び上がった蕎麦が美味しい訳ない」「俺の蕎麦を馬鹿にするな」「今日は蕎麦会で、飲み会じゃない」と一寸啖呵気味(たんかぎみ)です。次回から見えなくなり反省しています。





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