今日は僕がそば打ちを始めるきっかけとなった話をします。


今日は僕がそば打ちを始めるきっかけとなった話をします。




4月1日には、本当のような嘘の話を紹介しました。でも今日は嘘のような本当の話です。以前ホームページ(soba-uchi.com)に載せたことが有りましたが2005年7月延岡市沖に在る島野浦島に移住し、鍼灸整骨院(家内と二人が資格者)を営み「終の棲家」としました。




蕎麦好きの自分は延岡市外で「手打ち蕎麦」の看板を見つけると早速食べに入りました。座った所からかすかに厨房の様子が見えます。ざる蕎麦を注文し厨房の様子を見ていると冷蔵庫からビニール袋を取り出し破き、釜で温め水洗いしざるに盛って出してきました。




「えっ」「何これ」どういう事。看板には「手打ち蕎麦」と明記して有りますが、明らかに手打ち蕎麦とは違います。こういう経験が移住して2~3年の間に3回3店舗ありました。




3店舗のうちの1店舗で今見た事を店主に告げ「手打ち蕎麦では無い」と申したところ、店主曰く「手打ちそばを昨日茹であげ袋に入れ直ぐ出せるようにして置いた」と悪びれる様子無く話します。




もう一つの話は宮崎に行く途中いつも「手打ち蕎麦」ののぼり旗を見かけていていましたが、通る時刻が昼時で無いので素通りしていました。のぼり旗を見かけ出して3年か4年程経った時、丁度昼だったので店に入りました。昼時だったので店内は満席に近い状態で自分は立ったまま先客の食べている様子を見ていました。




どう見ても「手打ち蕎麦」では無さそうに見えるのです。通りかかった花番(蕎麦屋では女性給仕の事を花番と言う)に「おたくの蕎麦は手打ち蕎麦では無いでしょう」と尋ねると「ハイ」と返事が返ってきました。




そこで通りに何本も立ててある旗全部に「手打ち蕎麦」と書いて有るけど全くの嘘を書いてあるのは善く無いと告げ食べずに店を出ました。後日通りかかると全部の旗には「蕎麦」とだけ書いて有りました。今ではその旗すら見かけません。




この様な事もあり「自分好みの蕎麦は自分で打つしか無い」と思い、そば打ちを始める事になりました。





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